MBTIの性格診断テストをやってみたんだけどさ。
自分が好きな結果が出てきて、最初は嬉しかったんだけど、これは「理想を出力してるだけだ」と気付いて、空しくなった。
与えられる指示としては、
「12分以内で」「正直に答える」
「できるだけ中立の答えを避ける」
つまりは直感でどんどん答えていく。
なるべく両端か、次に端にあるものを選んで。
そうなると、質問によっては理想を選ぶことになる。
日常で本当にそういう行動をしているものもあれば、一度だって経験したことないことを聞いてるものもある。
それを、想像上の正義だったり好みだったりで選ぶわけで。
日常の方だって、毎回本当にその行動をとっているかと聞かれたら、怪しいものだ。
その結果、出力されたのが、理想の職業や性格だってこと。
自分の理想が目の前に現れるから、皆喜ぶし、「当たってる!」と信じ込めるんだと思う。
実際にそう考えて行動しているか、そうなれるのかは、また別の話。
「そりゃ、理想を言えば、その通りですよ」とうがった見方をしてしまうくらいには、自分は青くはないし諦めているんだなと感じた。
年を取るということは、物事に対する見切りと覚悟を育てることなのかもしれない。